
「大佐、加齢臭しないね……」
「なんでちょっと残念そうなんだ……?」
「えっ、だって男物のシャツとか着てるんだよ!? もっと男臭いとか汗臭いとか加齢臭ヤバとか、そういう感想言いたいじゃん!?」
「君は臭いものが好きなのか」
「そうじゃなくて、ある程度期待感あるんだからちょっとくらい応えてくれてもいいじゃんってこと!」
(さっぱり分からん)
「ていうかこれ女物の香水の匂いするんだけど……」
「そ、そろそろ良いだろう! さっさと返してくれ!!」
「えー、やだー! 大佐、やらしー!!」
@yumetagmemo
「ねー、せまいー! 暑いー! だるいー! いい加減どうにかしてよ。国家錬金術師様でしょ!」
「無茶を言うね、君……我々の錬金術では、蒸し焼きになるか酸欠になるかのいずれかだな」
「何のための国家資格だよ! 税金泥棒!!」
「おい! それは全て君にも返ってくるからな!!」
「どうせならリザが良かった」
「悪かったな」
「っていうか、そもそもリザなら銃持ってるから、鍵ぶっ壊せるよね」
「別に中尉だけが携帯しているわけではないぞ。ほら
「大佐も持ってるんだ……」
「護身用だ」
「へえ……」
「…………」
脱出成功
@yumetagmemo