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「五領それぞれを治める領将っていうのが、テュオハリムさんなんですね」
「五領の存在するダナという世界の出身ではないようですが」
「あ、ほんとだ。レナってところから来てるんですねえ。何だか、女の子の名前みたいですね」
「そのレナでの生体実験に使われていたのが、被験体の53番という話ですね」
「じゃあ、実質実験に使っていた人と使われていた人じゃないですか。どうやって仲良くなったんでしょう?」
「さあ……相性が良かったのかもしれませんね」
「ふふーん

「意味を分かって言っているんでしょうね」
「もちろんですよ! 前衛と後衛でバランス良いじゃないですか、私たち!

(やっぱり……



「大国の将校……大佐か。若年であるのに、大したものだ」
「君が言うと嫌味だな」
「それは違う。私の場合は、どちらかというと血筋だ」
「まあ、そういうことにしておくよ。で、こっちの女性はその大佐っていうのについている医者なんだね」
「側仕えが美しい女性というのは、どの世界も変わらんのだね

「側仕え? 部下ってことか?」
「二人は同じ錬金術師同士であるらしい」
「錬金術か。また、レトロだな」
「まあ、こちらでは星霊術が発展した事情もあって、あまり錬金術という分野は重用されなかったようだ。今では存在したのかどうかも確たる証が残っていないこともあり、伝説の類と化している。しかしながらダナに於いては、かつてそういった技術が存在したことを示唆する物品も残っていてね。これが」
「もういいよ……君の講義は、お腹いっぱいだ」
「

「分かった、分かった」


「10代で佐官!? 随分と思い切った人事だな」
「うちってそういう変態いないの?」
「変態……
「じゃ、大佐は10代のうちは佐官じゃなかったんだね」
「さすがにな」
「少佐についてる副官みたいなの? 少尉って」
「新人士官だろう」
「じゃ、リザみたいな感じじゃないんだ?」
「どちらかというと、ハボックやブレダの方に近い」
「なるほどー

「歳の近い幼馴染は、また勝手が違うんだろうよ」
「え、なんかあたしバカにされてね?

今日は次男の誕生日です。fedibird.com/@USER/113370685357981578